伸びる中国市場をどう捕らえるか - UPRISE VOL.5 -(対談)

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中国は魅力的な市場だ。しかし日本と違う文化がある。
中国に日本からモノを売る「越境EC」は今や個人でもできる手軽なものになっている。

一方で、その簡単さや自由度の高さから、どうすればよいのか悩む例も多い。

今回は越境ECのプラットフォーマーでありながら、開発も行う越境ECのプロ集団「株式会社ACD」の守本氏と、中国のチャットツール最大手で巨大なミニプログラム市場を持つ「テンセント(Tencent Japan)」の邵(ショウ)氏を招いて、越境ECの現在と未来をお話いただいた。

セミナーは3部構成で、第一部はショウ氏、第二部は守本氏、第三部は両者によって越境ECが今後どうなるか、対談をいただいた。

【第一部・座談会編はこちら】

第一部
第二部

これを読んで頂いている方々へのヒントになればと、一部始終を紹介しています。
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対談

対談では、越境ECやミニプログラムの先端をいく2社のお二人に、

・今、売れている商材と今後楽しみな商材は?
・小さい会社でも気軽に越境ECやミニプログラム導入はできるのか
・日本でミニプログラムをやる場合、気を付けたほうがいいこと

の3つをテーマに対談頂いた。

※守本=守本氏 ショウ=邵氏 ファ=ファシリテーター
敬称略

今、売れている商材と今後楽しみな商材は?


守本:地方の産品も今後売れていくと思う。ひとつの理由として、数年前から中国向けに販売されていた化粧品やサプリがメインだったが越境ECが普及していくことで、地方産品の販売も広まっていく。ミニプログラムで地方の情報も知られるようになったから。中国の人が今まで知らないものも認知できるようになって売られるようになった。

ファ:中国の状況は?

ショウ:あまり中国で知られていない日本のレアなものを手に入れて、自慢したりネタにする人もいる。人気であってすでに知られているもの以外も、知られればチャンスになる。

ファ:食品は熱い?

ショウ:熱いと思う。職場に出したり友達とシェアにも向いている。日本のものは1個ずつ包装されているため。ウイスキーや泡盛などの酒も人気。

ファ:日本のものは安心感がある?

ショウ:それは間違いなくある。

守本:今まで売れていたものは今後も売れると思うが、今後伸びる部分は今まで知られてなかった商品が来ると思う。

守本:全日空ハイタオでも中国にすでに展開されている商品ではなく、まだ売られていない商品に目を付けている。既に売れているものは、値下げ合戦になってしまうため。

守本:訴求や差別化が大事だと思う。他の商品との違いを、ミニプログラムのシステムを活用して見せていき、ファンの囲い込みを行うのが良いと思う。

小さい会社でも気軽に越境ECやミニプログラム導入はできるのか

守本:それはできる。スタッフ2~3人の会社さんもある。WeSearchは月額数万円だけのサブスクリプション形式でできるので、1人だけでも導入できる。

ファ:導入はネイティブアプリより簡単?

守本:その通りで、まずスモールスタートが良いと思う。小さいところから始めて、将来的に他の機能を入れていけばいいと思う。

守本:ミニプログラムを導入し、いきなり売れるということは少ないので、小規模でもまずは小さくでも始める事が重要。

ショウ:小さい会社でも導入できる。10人くらいの規模の会社さんも作ってもらっているところもあるし、それでトップテンに入るような事例もある。

ショウ:専門家に相談していただければ、多数のプランがあるので、実情に合った最適なプランが必ずある。

ファ:スモールスタートということは重視したほうがいいか

ショウ:最初はシンプルにして最初の仕組みだけ整えてスタートは全然あり。

守本:機能が足りなければ追加開発すればいいだけ。中国でウェブが(規制等があり)見れなくて、日本にも来れない状態だと、見れる環境がないとそもそも始まらない。

ファ:中国の流行りの速度は日本より早いといわれるがどうなのか

守本:設計は時間がかかってしまう。そこに時間をかけるのか、まずチャンスを得るためのスタートをやるのか、選択肢になると思うが、ミニマムでもまずスタートするのは、良い効果があると思う。

ショウ:マーケットの流行りを見て購入を決める人がほとんど。いろんなところで情報収集して中国人で何が流行っているかを調べるのが大事。今調べて流行っていても、来月には遅れていることもある。

ファ:ミニプログラムは作って終わりではなく情報収集が大事?

守本:ミニプログラムの場合、WechatIDと連携してユーザー属性のデータが取れる。ユーザーの性別や年代別、エリアなども取れるので、そういう情報を蓄積して将来のプロモーションに十分活用できる。

ファ:中国でのミニプログラムの実用例はどんなものか

守本:屋台のようなところでも使用できるほどだ。

ショウ:個人商店でもミニプログラム利用している。全体の3~4割は屋台やスーパーなど。多くに浸透している。

日本でミニプログラムをやる場合、気を付けたほうがいいこと

守本:UI、UXに気を付けることはあるが、まず最初のステップはそれ以前に、法的な違い、文化的な違いを知ること。ミニプログラムに限ることではないが、中国の事情に合わせて作ることが必要。

守本:ここは商品や事情に合わせて千差万別なので、聞いていただければお答えしたい。

ショウ:最初のプランニングをすること、情報収集することが大事。中国の流行りだけでなく政治の問題もフォーカスするとよりやりやすいかと思う。

ファ:日本との違いについて

ショウ:日本は丁寧でマナーよく、サービス精神があるが中国では客との距離がもっと近い。ミニプログラムでユーザーと直接コミュニケーションとることになることになるが、お客様は神様と考えず、距離感縮をめたほうが、中国では受ける。

ショウ:国をまたぐので、安心感が大事。安心感の前には100~200円の差というのは大したことはない。安心感を与えるには、ユーザーとの距離が近いことが重要になる。

守本:我々はプラットフォーム運営もしていて開発もしているが、越境ECのやり方は内容によってほんとうに千差万別ある。やはり相談いただくことが近道。

守本:日本ではまだミニプログラムはあまり知られていないこともあり、ミニプログラムを認知してもらうことも大事。

ファ:中国人に的確に伝えるには

ショウ:ネットワーク上でブロックされることもあるので、気を付けていくのと、自分たちが何を見せたいかではなく、中国では何が注目されているかを気にしていくことが大事だ。

ショウ:ミニプログラムを利用することで、インターネットの検閲や見れなくなるということはなくなる。ユーザーの母数が多いこともメリットになるのでは。

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筆者プロフィール

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編集長 例のりす

決済を利用するすべての人へのメディア「UP College」の編集をしている人。なんでも興味を持ってしまい、広く浅くを通してしまって何かと手に負えなくなっている。

対象がインドア・アウトドア問わずなのでコロナ自粛生活だろうと解禁されようと相変わらず時間が足りていない。

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