中国のミニアプリにはどんなものがある? 2つの収益モデル別にご紹介!

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はじめに

「ミニアプリ」という単語を耳にする機会が増えた2020年。その締めくくりに、中国で多くの人に利用されているユニークでポピュラーな4つのミニアプリを、主流となっている2つの収益モデル別にご紹介します!

1. Eコマース型

まず紹介するのは、最もポピュラーな「Eコマース型」です。WeChatやAlipayなどのスーパーアプリ内にミニアプリとしてECショップを用意し、従来のECショップアプリやECサイトのように利用してもらうというもの。今回は、その中でも特に利用率や人気の高いアプリをご紹介します。

新進気鋭のECモール、排多多(ピンドゥオドゥオ)

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排多多とは、2015年に元Googleのエンジニアが立ち上げた、比較的新しいECモールです。「淘宝網(タオバオワン)」をはじめとするアリババ傘下のモールや京東(ジンドン)商城のECサイト「JD.com」が大都市圏の比較的裕福な人々を対象にしていのに対し、排多多は地方都市を中心とする中・低所得者をターゲットにしています。
特徴的なのは、「共同購入」というシステム。ユーザーが欲しい商品をWeChatやQQなどでシェアして一緒に同じ商品を買ってくれる人(共同購入者)を募り、一定時間内に規定人数を集めることができればその商品を激安で手に入れることができる、というもの。この仕組みがチャットアプリであるWeChatと相性抜群だったこともあってか、2020年3月時点での人気・検索数・利便性などから総括してミニアプリを評価するレポート「2020年8月小程序互联网发展研究报告(発行:阿拉丁指数)」では、第1位を獲得しています。

旅行関連の予約サービス、同程旅行(トンチェンルーシン)

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続いて紹介するのは、オンラインでの旅行予約プラットフォーム「同程旅行」です。元アリババ社員が立ち上げたこのサービスは、ホテルの予約だけでなく観光地のチケット購入、飛行機や列車などの交通機関の手配が可能です。
特徴的なのは、WeChat内の検索機能を有効活用することで、ミニアプリへのアクセス数を増やしている点です。ユーザーが「交通機関の発見」に関することを検索すれば、同程旅行ミニアプリの提供している予約サービスへ直接たどり着くことができるため、ユーザーの取りこぼしが少ないのです。
ユーザーが「欲しい!」と思った時、直感的にたどり着いてシームレスに購入できるような仕組みは、アカウント情報や支払情報を親のスーパーアプリと紐づけられるミニアプリならではです。

今回は紹介しませんでしたが、専門店がミニアプリで自社のECモールを立ち上げることも勿論可能です。その場合は、スーパーアプリのユーザーにどのようにして自社のミニアプリを知ってもらうか、紹介したアプリのようにスーパーアプリ自体の特性やユーザー層を理解しながら、アプローチをかけていく必要があります。

2. コンテンツ課金型

コンテンツ課金型とは、基本無料のアプリ内で必要に応じて機能をグレードアップしたり、アプリ内通貨を購入したりする際に課金を促し、収益を得るモデルです。日本でもよく見られるソーシャルゲームやサブスクリプション型の娯楽コンテンツを提供しているサービスから、映像作品やオンライン講座などを有料で閲覧可能にするサービスなど、アプリの内容は多岐にわたります。
今回は、その中でも日本ではあまり話題にならないサービスを提供しているミニアプリをご紹介します。

子どものための理系学習アプリ、科学队长(キャプテン・サイエンス)

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科学队长は、主に小・中学生を対象にした学習アプリです。物理、化学、生物学、工学などの分野に関する内容を、その道に通じる指導者が実際に実験してみせ、子どもたちはその内容に参加することができる、というものです。実験はすべて予約制となっており、興味のある内容から自分で好きな実験を選んで参加できます。サイエンスに特化した塾のようでもあり、子ども向けの楽しい「大学」のようでもあり、非常に人気のあるアプリです。
利用はサブスクリプション制となっており、実験に参加するためには年間パスポートのようなものを購入する必要があります。

BtoBのミニアプリ型窓口、创客匠人(チュアンカジャンレン)

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创客匠人は、あらゆるSaaSの収益化やマーケティング、顧客獲得などをサポートするサービスです。
今、中国では科学队长のような「知識・学習に課金を促す」サービスが非常に発展しており、動画や記事など様々な形のサービスが登場しています。このアプリは、特にそういったサービスを世の中に提供しようと考えている事業者をターゲットにしています。
ミニアプリを立ち上げると、チャットもしくはビデオ通話での相談ができるようになっています。
実際のサービスを利用する際にミニアプリ内から課金・支払いができるのかまでは分かりませんでしたが、BtoBで窓口としてミニアプリを活用している事例です。

おわりに

この記事を書くにあたって、実際にいくつかのミニアプリをWeChatから利用してみました。いつもソーシャルゲームのせいでiPhoneの容量がカツカツ、モッサリ動作に苛立っている筆者としては、DLの間じっと待ったり容量不足を気にしたりせず色々なアプリをすぐ試せるところに、非常に魅力を感じました!
今回ご紹介したアプリのようにユニークなサービスへ、いつも使っているアプリからアクセスできるようになるのは、想像以上に「便利だ」と感じる人も多いのではないでしょうか?
少数のスーパーアプリ上で色々なアプリを楽しめる日が来るのも、そう遠くはないのかもしれませんね。

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筆者プロフィール

teatime

広報担当 無糖ティータイム

入社2年目に突入。現在はコラム「UP College」を中心にWebサイトのライティング、オフラインでの配布物作成などを行っている。趣味は旅行で、アジア圏ではタイ・ベトナム・台湾を訪問済み。コロナが収束した暁には、キャラバン隊へ参加してシルクロードを横断する予定。

最近の出来事:新居の寝室が極寒で湯たんぽ作りが日課になっています。ふわふわのカバーに触れるとちょっぴり幸せな気分で眠れておすすめです。